たけのこの本棚

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田嶋春にはなりたくない

田嶋春にはなりたくない

今回はちょっと前に読んだ本を紹介します。あまり知られていない作家さんですね。

こちらの作品の舞台は大学、タージこと田嶋春が主人公です。が、彼女があまりに空気が読めないせいで、サークル内では倦厭されています。未成年の飲酒を厳しく取り締まったり、甘い空気になりそうな男女の間にずかずか割り行ったり。「そこは黙っているところだろ!」というところでもガンガン口を出して行きます。いわゆるKY。なるほど、実際にいたら面倒ですね。でもなんだか憎めない、それがタージの魅力です。困っている人がいるとつい手を差し伸べてしまう彼女の性格に、どんどん周りは魅了されていきます。もちろん、読者もそのひとり。読み手の我々も、気づけばタージのことが放っておけなくなることでしょう。
ところで表紙のタージ、なぜくねくねといろんなポーズをとっているのでしょう――という謎は、読んでからのお楽しみということで。普段言いたいこと言えずにいるけど、いざ言ってみたらどうなるんだろう、なんて毎日考えて過ごしている人にこそおすすめです。タージになれとは言いませんが(笑)、きっと何かヒントが見つかることでしょう。
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